キャラメルコーンのピーナッツに隠されていた驚愕の事実とは?
◆東京製菓社長が鳩好きだったので、東ハト
東ハトは1952年創業の「キャラメルコーン」「ハーベスト」「オールレーズン」等のロングセラー商品で知られる菓子メーカーです。2003年に倒産を経験し、2006年からは山崎製パンの子会社になっています。
なお、創業当初は「東京製菓」でしたが、同名の企業が多数存在したため、初代社長が好きだった鳩を冠して「鳩印東京製菓」のブランドで営業を行っていたところ、問屋が電報発注の際に文字数料金節約のために「ハトトウ」「トウハト」の略称で注文するようになり、それを採用したのが現社名の由来です。
そんな東ハトの看板商品といえば、「トーハト、キャラメルコ~ン♪」のCMソングも懐かしい「キャラメルコーン」ですね。その誕生は1971年、しょっぱい味が主流だったスナック菓子市場に、口どけの良い甘い味のスナックとして登場、発売当初から大反響を呼び、あっという間に大ヒット商品となっています。
第17期決算公告:4月7日官報48頁より
売上高:237億1600万円
経常損失:△1億7000万円
当期純損失:△1億8800万円
利益剰余金:54億9600万円
過去の決算情報:詳しくはこちら http://nokizal.com/company/show/id/1462969#flst
◆キャラメルコーンにはどうしてピーナッツが入っているのか
ところで、キャラメルコーンといえば(今は入ってないものもあります)食べているうちに、袋の底の方で出てくる、少し塩味のローストピーナッツがちょっと気になる存在だったりしますが、こちらが入っている理由をご存知でしょうか。
パッと思いつくのは、キャラメルコーンだけでは甘すぎて途中で飽きてしまうので、アクセントととして入っている、というものです。これ自体は間違いというわけではありませんが、その実態はもう少々複雑です。
実は、キャラメルコーンの開発が終盤に差し掛かった頃、2つの課題が浮上していました。一つは上記の甘すぎて飽きること、もう一つが夏場にキャラメルが溶けて中身が固まってしまうことです。そこで、さらなる研究を重ねた結果、キャラメルコーンに微量の塩をふりかけるとそれらの課題が解決できるということが判明します。
◆そこにあることには、実は大きな意味があったピーナッツ
しかし、今度はその実現方法が新たな課題となります。というのも、微量の塩を均一にふりかけるというのは、意外に高度な技術で、当時の工場の機械では対応することが困難でした。それを解決すべく編み出されたのが、直接塩をふりかけずに、塩のついたローストピーナッツを一定量混ぜておく、という方法でした。
ですが、ここでも次なる課題が立ち塞がります。それは開封されたタイミングで、その塩分が袋の中で均一になっているようにするにはどうすればよいのか、ということです。捻り出されれた対策は、工場でキャラメルコーンを袋詰めする際に、一番上に塩のかかったローストピーナッツを載せておくというものでした。
これにより、箱詰めや輸送中、店舗での陳列の過程でローストピーナッツが徐々に下に落ちていき、その過程で自然にキャラメルコーン全体に塩がまぶされていき、文字通りの良い『塩梅』になっているという具合ですね。『袋の底の方で出てくる』少し塩味のローストピーナッツには、こんな開発努力が現れていたんですね。
◆お粗末経営で倒産も、看板商品のリニューアルで復活の狼煙
このように、看板のキャラメルコーンはじめ、多くのロングセラー商品によって成長を遂げた東ハトでしたが、2002年には不祥事により社長が解任、2003年には関連会社所有のゴルフ場不振から460億円もの負債を抱えて、倒産。民事再生法の適用を申請します。
しかし、本業の菓子製造販売は黒字経営であったため、ユニゾンキャピタル傘下にてバンダイと丸紅が協力し、再建を果たします。その際に、プロサッカー選手の中田英寿氏を非常勤の執行役員CBO(Chief Branding Officer)に迎えたことでも話題になりましたね。
その中田氏も関わった再建策の一つがキャラメルコーンのリニューアルでした。1971年の発売当初より長らく続いたパッケージを一新。親しみのある大きな特徴の「ベースの赤色」と「中身が見える丸い窓」は残しつつ、袋全体を顔に見立てて、優しい青い瞳をした「キャラメル・コーンくん」が誕生します。
ちなみに、検討段階では口の中がキャラメルコーンでいっぱいになっていたようですが、それだと息苦しさを感じるとの意見が出たため、現在のように上部に隙間を空けた口になっています。
また、この新パッケージにより、フレーバー展開も効果的にできるようになり、年間約30種類販売されています。中でも抹茶やいちごなど、定番の季節限定品が人気のようです。またクリスマスやひな祭り、端午の節句など、より「顔」が生きる催事商品や有名漫画キャラとのコラボなんかも見ていて楽しいですね。
◆カラムーチョを超える「辛い」新商品を開発するという超難問
こうして、看板商品のキャラメルコーンのリニューアルで、復活への狼煙を上げた東ハトでしたが、とはいえ本格的な復活には既存商品のベースアップだけではなく、社内外に復活を印象付けるような新商品が必要でした。
そして、キャラメルコーンはもちろん、ハーベストやオールレーズンを擁し「甘い」スナックの第一人者だった東ハトがその戦場として選んだのは「辛い」スナックでした。ちなみにスナック菓子の最大戦場「しょっぱい」にはカルビーのポテトチップス他、競合ひしめくので、そこにはいかなかったようです。
とはいえ「辛い」スナックにも、そもそも「辛い」をカテゴリとして確立したコイケヤの名作「カラムーチョ」がいます。そのカラムーチョを超えるような「辛い」スナックを作る、という難問に取り組んだ結果、辿り着いたのが、当時世界で一番辛い唐辛子のハバネロ(現在はもっと辛いものが発見されてます)でした。
◆辿り着いたお菓子の原料はかつて武器として使用された危険物質
そもそもこのハバネロという唐辛子、かつては南米では戦場で目くらまし用に使ったり、敵の侵入を防ぐために外壁に塗ったというほどの危険な代物。輸入した際には木の箱で届き、箱にはドクロマークが書いてあったそうです(笑)。
その開発も、マスク、メガネは必須、場合によってはゴーグルをつけて行い、ハバネロのついた手で露出した皮膚を引っかくとその部分がただれるという、お菓子作りとは思えない、超ハードな光景だったようです。そうまでしなくてはとても及ばないほど、カラムーチョは偉大なライバルだったのでしょう。
そんな苦闘の末にようやく完成した、「甘い」スナックのスペシャリスト、東ハトが作った異色の激辛スナック、当初は「東ハト・ハバネロスナック」という、ブランドを押し出したオーソドックスなネーミングにする予定だったそうです。
ですが、ハバネロの語呂から暴君ネロ皇帝や「口の中で暴れまわるこの辛さは、K-1の『20世紀最後の暴君』ピーターアーツを思わせる」ということで、社内の反対を説得して、従来の東ハトからすれば、味からネーミングまで全く異色の激辛スナック「暴君ハバネロ」が誕生しました。
◆発売から半年強で2000万袋を記録した「暴君ハバネロ」
ただ、いざ販売となると、通常よりも製造コストが高くかかるため、大きさあたりの単価が高かった「暴君ハバネロ」は、安定した売れ筋を置きたいスーパー系の大型流通店舗には受け入れられず、苦労したそうです。ですが、逆に小さくて高単価の新商品を置きたいコンビニ店舗のニーズにマッチ、そちらを中心に販売が開始されます。
その後、メディア等に取り上げられたことで、一気に火がついて売れ出すと、スーパーでの取り扱いも増え、2003年11月の発売から2004年6月までの間に累計出荷数2000万袋を記録し、その年を代表するヒット商品になります。これにより激辛ブームが再燃、後に他社からもハバネロを用いた商品が多数発売されるなど「暴君ハバネロ」は「カラムーチョ」や「わさビーフ」といった「辛い」スナックの名作に肩を並べる存在となりました。
このようにして「暴君ハバネロ」は、リニューアルした「キャラメルコーン」とともに新生東ハトの象徴として認知され、今では有名なコピペを生み出すほどお馴染みの存在として、激辛スナックファンに愛されています。
ボールを持てば私が主役だ。決定するのは私で、だから創造するのは私だ。 ~ヨハン・クライフ~
サッカーに人種はない。 ~プラティニ~
私はありとあらゆる悪いことを行った。しかし、フットボールを汚したことは一度も無い。 ~マラドーナ~
いつまでも試合が終わらず、このままプレーしたいと思うときがある。 ~ジネディーヌ・ジダン~
強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ。 ~フランツ・ベッケンバウアー~
今日の試合が雨上がりのピッチならば、僕の左足で虹を描いてみせるよ。 ~レコバ~
今を戦えない者に、次とか来年とかを言う資格はない。 ~バッジョ~
キャラメルコーンは大袋だけじゃなく、小袋にもピーナツを入れるべき。 ~中田英寿~
これ読みたかった! ありがとうございます
w
今も売ってるの?カラムーチョは定番で見かけるけど
こないだ復刻版売ってたよ
説明になっていない。
全部にピーナッツを入れるべき!
ピーナッツの代わりにM&M'Sみたいなチョコ入ってた
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1462876158
日本で話題になったインコの画像が外国人にも人気に!
母親「息子は卵アレルギーだけど友人くんのお母さんは医療関係者だし大丈夫か!遊びにいってきてもいいよ!」子供「いってきます!」→結果