80年代にシール入りのチョコレート菓子として一世を風靡した『ビックリマンチョコ』。『コロコロコミック』でのマンガ化、さらにアニメ版も放映されるほど人気は過熱、ピーク時は購入制限がかかるほど社会現象に。
近年ではさまざまなキャラやアイドルとコラボしユーザーを喜ばせている。10月23日には『ドラゴンボール』とのコラボ商品が発売されこちらも話題に。
しかし、実は元祖となる正統シリーズは現在、販売終了しているという。そこで発売元の株式会社ロッテ、ブランド戦略担当の本原正明さんに『ビックリマンチョコ』の歴史、今コラボする理由などを聞いた。
――『ビックリマンシール』には前身となるシールがあったそうで。
「77年に、『人をビックリ、ドッキリさせる』というコンセプトで、血糊の絵や画鋲の絵のシールを入れた『どっきりシール』の発売を始めました。その後『まじゃりんこシール』などを経て、最終企画として85年に発売したのが、スーパーゼウスなどが登場する『悪魔VS天使シリーズ』です」(本原さん)
――当時のブームは目を見張るものがありました。
「『好きなシールが当たらない』という風に口コミで広がっていき、その後『コロコロコミック』で漫画化されたり、アニメになったりしたことで、80年代後半には年間4億個を売り上げ、一大ブームと言われるようになりました。しかし、90年代に入ってブームも下火になり正統シリーズは一旦終わっています」(本原さん)
――その後の『ビックリマンチョコ』はどのような商品を発売したのでしょうか。
「2000年代以降は、復刻版や総集編といった形で『ビックリマンチョコ』を販売していました。しかし、購買層は30~40代が約9割でした。ファン層を広げないと『ビックリマンチョコ』自体がなくなってしまうかも知れないという危機感がありました」(本原さん)
――近年ではコラボも多く(今回で公式コラボは12作目)発売されていると思います。コラボを始めたきっかけは、そういった危機感からでしょうか?
「若い世代のファンを増やしたり、興味がない人にも興味を持ってもらえるような“種まき”という意味も込めてコラボを始めました。アイドル、漫画、映画、それぞれ路線が違っていて。ほかにも、よしもとのお笑い芸人さんもあったり、いろんな領域から角度を変えてやっています。『ドラゴンボール』は3、4年くらい前からずっとやりたくて、映画のタイミングで運良く実現しました」(本原さん)
――1番人気だったコラボは何ですか?
「『ワンピース』コラボは3ヵ月で約1000万個売れました。主人公のルフィとスーパーゼウスが合体した“ルフィゼウス”というキャラがありますが、『ワンピース』では他の作品のキャラと合体した物は他になかったと思います。“ルフィゼウス”の裏には、『カミカミの実を食べたルフィが海賊王を超越して神になる?!』とストーリーも付けました。でも、『悪魔の実は1個しか食べられない。2個食べたら死んじゃう』ってツッコミがお客様から来ました(笑)」(本原さん)
――『ワンピース』は子どもたちを巻き込んでヒットしたんですね。
「高校生や大学生も買ってくれました。大学の生協で箱買いしてくれた方もいたようで、 “こんなのが出た!”というように、会話のきっかけ、コミュニケーションツールとして使ってくれたみたいです。若いビジネスマンが“上司がビックリマンチョコが好きだから”という理由で購入している例もありました」(本原さん)
――『ビックリマンシール』の在り方も変わってきているんですね
「昔はひたすら集めて、“持っていることがステータス”でした。しかし今は、車もシェアするシェアリングエコノミー時代。不要なものは買わずに良いとこ取りをしたい時代なのかと」(本原さん)
――『ビックリマンチョコ』の正統シリーズ復活プランはないのでしょうか?
「お客様の声はあるので、もちろん検討はしています。是非これからも様々なビックリ企画を楽しみにしていて欲しいです」(本原さん)
※一部引用しました。全文はソースでどうぞ
https://www.oricon.co.jp/special/52053/
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へぇ、今のガキはチョコは捨てないのか
なかなか律儀だなw
100円ローソンに売ってるザッキーってチョコウエハースがほぼビックリマンだがね
1人3個までという店もあったなあ